服部コーチ、渋野を五輪強化指定選手の特別枠プラン

会場を訪れた服部道子氏(左)と握手をする渋野日向子(撮影・加藤諒)

<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇17日◇第2日◇長野県軽井沢72北C(6705ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

東京オリンピック(五輪)代表女子コーチの服部道子氏(50)が17日、渋野日向子(20=RSK山陽放送)を五輪強化指定選手の特別枠に加えた上で、五輪会場となる霞ケ関CCを夏場の暑いうちに経験させるプランを明かした。服部氏は、開催中のNEC軽井沢72大会のコースを訪問。渋野と会い、その後中継テレビの解説としてプレーぶりを見届けた。「強化指定の特別枠は考えている。それだけ歴史的な快挙だった」と話し、9月6日の日本ゴルフ協会強化委員会で話し合うことを明かした。

さらに「彼女は相手が誰でも、場所がどこでも自分の持ち味が出せる」と強みを称賛。特別枠決定後は「五輪開催に近い暑い時期に、霞ケ関CCを回れるようにしたい」と話した。さらにコーチとの強化キャンプや栄養面でのサポートも本格的に行っていくことを明言した。

◆東京五輪ゴルフの代表選考 女子の五輪出場権は、国際ゴルフ連盟がロレックス・ランキング(世界ランキング)を基に6月29日に発表する五輪ランクで決まる。ロレックス・ランキングの15位以内にいれば、最大1国4人までの出場が可能。それ以外だと、2人となる。現在の順位は、日本人では畑岡の10位が最高。14位に渋野、28位に鈴木、45位に比嘉、51位に河本が入っている。