松山英樹63で健闘3位「よく持ちこたえられた」

<米男子ゴルフ:BMW選手権>◇18日(日本時間19日)◇最終日◇米イリノイ州メダイナCC(7613ヤード、パー72)

9位から出た松山英樹(27=LEXUS)は、10バーディー、1ボギーで第2ラウンドに続き63の好スコアをたたきだし、通算20アンダー、268で3位に入り、6年連続で次週のプレーオフ最終戦、ツアー選手権出場を決めた。

前半からラッシュをかけた。前日、ボギー発進だった1番パー4をチップインバーディーとすると、5番から、6番のチップインバーディーを含め、3連続バーディー。さらに、9番から11番で再び3連続バーディーと一気にスコアを縮めると14番パー5では、約8メートルのロングパットを沈め、10打差までひらいていた首位のジャスティン・トーマス(米国)にこの時点で3打差まで詰め寄った。

15番もバーディーとしたが、16番で痛恨のボギーをたたいて後退し、追い上げもここまでだったが、今季自己最高タイまで順位を上げた。「6番でバンカーから入ったのが(年間総合ランキングで)トップ30に向けて楽になった。そのあとはできるだけ伸ばせていければと思っていた。よく持ちこたえられた」と振り返った。

2季ぶりのタイトルには届かなかったとはいえ、年間総合ポイントランキングは大会前の33位から15位に浮上。上位30人が進む、最終戦の権利をもぎ取った。

首位から出たJ・トーマス(米国)が、68で通算25アンダー、263で優勝し、米ツアー10勝目を挙げた。65で回ったパトリック・カントレー(米国)が、通算22アンダーで2位。タイガー・ウッズ(米国)は、通算7アンダーで37位に終わり、最終戦進出を逃した。