渋野が29R連続オーバーパーなしツアー新記録樹立

日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第1R 3番、第3打のアプローチでバーディーチャンスにつけ笑顔をみせる渋野日向子(撮影・清水貴仁)=2019年9月12日、チェリーヒルズGC

<女子ゴルフ:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇第1日◇12日◇兵庫・チェリーヒルズGC(6425ヤード、パー72) ◇賞金総額2億円(優勝賞金3600万円)

全英女王の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、29ラウンド(R)連続オーバーパーなしの国内女子ツアー新記録を樹立した。

6月から続く国内ツアーの連続オーバーパーなしの記録は2週前ニトリ・レディースで13年アン・ソンジュ(韓国)と並ぶ最多タイ28Rに到達していた。この日は16年リオ五輪金メダルの朴仁妃(31=韓国)、上田桃子(33)と同組で、5バーディー、3ボギー、2アンダーの70で回った。前半は2バーディー、3ボギーで1オーバー。この時点で50位で折り返したが、得意の後半で巻き返した。

第1日でツアー新記録を打ち立てた。残り3日で日本人では09年諸見里しのぶ以来、10年ぶりの国内メジャー2連勝を狙っていく。

会場には朝から大勢のギャラリーがつめかけ、周辺道路は渋滞になった。主催者側は、午後1時の時点で観衆5768人が集まったと発表。故郷岡山の隣県とあって、渋野は前日会見で「地元からも近いので、たくさんの人が応援に来てくれる。みなさんに恩返しができるようにしたい」と話していた。なお、今大会で単独5位以内に入れば、日本人最速となるツアー23試合目で生涯獲得賞金1億円を突破する。