青木瀬令奈がシード権確定的、渋野コーチ指導で底力

18番、パーパットを決めギャラリーに手を挙げる青木(撮影・加藤哉)

<女子ゴルフ:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇最終日◇15日◇兵庫・チェリーヒルズGC(6425ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝賞金3600万円)

日刊スポーツで紙面レッスン「せれにゃん塾」を連載中の青木瀬令奈(26=三和シヤッター工業)が、2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算8アンダーで4位に入った。

賞金860万円を獲得し、今季獲得賞金が約2900万円となり、来季のシード権が確定的となった。

「今日はちょっとショットが悪すぎて、チャンスにつかなかったときにパーでしのぐ、苦しいゴルフになってしまった」と反省を口にした。それでも、ノーボギーでうまくスコアをまとめる底力を見せた。

最近調子が上向きになった原因を「(渋野のコーチを務める)青木翔さんに不調の原因を教えてもらった」という。

ニトリ・レディースのときに初めて指導を受け、手首の使い方や、頭が動くところを指摘されたという。渋野がプロデビュー戦に同組になった縁で、先輩として面倒を見てきたが「シブの妹弟子なんですよ」と笑った。

シード権の重圧もとれ、狙うはツアー勝利。さらに「今年は皆勤賞も狙います」と宣言した。