しぶこ無名時代に衝撃受けた初タッグ藤野キャディー

優勝を喜ぶ藤野啓祐キャディーと渋野日向子(撮影・森本幸一)

<女子ゴルフ:デサントレディース東海クラシック>◇最終日◇22日◇愛知・新南愛知CC美浜C(6437ヤード、パー72)◇賞金8000万円(優勝1440万円)

<とっておきメモ>

「運命的」に2人は出会った。藤野啓祐キャディー(46)は、今回初めてバッグを担いだ。渋野から衝撃を受けたのは、4月のバンテリン・レディース・オープンだった。第1ラウンドで「81」をたたき106位から第2ラウンドで66を出し巻き返して予選を通過。最終日に同組の他選手のバッグを担いでいたが、そのセンスの高さにほれ込み「機会があったら連絡させてくれ」と、まだ無名だった渋野に声をかけた。

その後、国内で2勝、全英オープンを制した後、ようやくタッグが実現した。「スーパースターになる人が持っているオーラがある。突風が吹いてもフォームが崩れないし、心も体も強い」と絶賛し、将来性にも太鼓判を押していた。【松末守司】