岡地里香パター好調で首位発進 河本結の大学同期

スタートの1番で第1打を放つ岡地里香(撮影・吉池彰)

<ゴルフ:日刊アマ全日本大会・女子決勝>◇第1日◇30日◇千葉・キングフィールズGC(6280ヤード、パー72)<主催>日刊スポーツ新聞社<後援>日本ゴルフ協会、関東ゴルフ連盟、日本パブリックゴルフ協会<協賛>ブリヂストンスポーツ<協力>キングフィールズGC

岡地里香(日体大3年)が1アンダー71で単独トップに立った。25歳以上で争うミッドの部は内山汐里(49=東千葉)が3オーバーで首位発進した。第1日の成績で争う「関東女子社会人決勝」は石川茉友夏(19=推薦)が4オーバーで初優勝、50歳以上の同シニアの部は林純花(55=スカイウェイ)が6オーバーで3連覇した。

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首位の岡地は5バーディーを奪うなど爆発力を見せつけた。ボギーは4つ。日体大3年で、同期にはプロの河本結がいる。「調子は悪くないので優勝を狙います。この大会に勝って、11月の大王製紙エリエールレディースオープンに出たい」と目を輝かせた。

好成績の要因はパターがよく決まったこと。ドライバーを打つ際、スタンスの方向性がいまひとつ安定していないのが気がかりというが「ほかに目立ったミスはなかった。まっすぐ攻めてバーディーを奪うのが私の戦い方」と言う。

ゴルフは東京・杉並学院高に進んでから。杉並区立富士見ケ丘中時代は、硬式テニスの団体戦で全国2位の経験を持つ。プロゴルファーの父直紀は、シニアツアーの予選挑戦中。本人は「2年後にプロを目指す」と父を追う。岡地はフェード、父はドロー系と持ち球は違うが、9月に一緒にラウンドしたばかり。「まず父親をスコアで上回ることが夢です」という。「明日は落ち着いて戦いたい。そしてあこがれのプロトーナメント出場権を手にしたい」と自分に言い聞かせた。