渋野日向子「自分を高めたい」一転米ツアー挑戦に興味

8番、畑岡奈紗(左)と談笑しながら歩く渋野日向子(撮影・上田博志)

<女子ゴルフ:日本女子オープン>◇第2日◇4日◇三重・白山ビレッジGC(6479ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝賞金3000万円)

8月の全英女子オープンを制した渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、一転して米ツアー挑戦に興味を抱いていることを明かした。

7位から出た第2ラウンド(R)は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー。ホールアウト時点で首位と5打差8位だった。

予選Rは、米ツアーで戦う世界ランク日本人トップ6位の畑岡奈紗、同ランク15位で全米女子オープン2位の柳簫然(ユ・ソヨン、韓国)と同組。2人に刺激を受けた様子だ。

米ツアーの出場権を得た全英から帰国直後は、シード権を行使する意向は「ないです」と話していたが、その思いが変わりつつある。

この日の会見では「全英に勝った時より(米ツアーに)興味はあります。なる(出る)かも知れないです。海外で自分をもっと高めたい気持ちがあるし、海外の選手とコミュニケーションをとったり、英語をしゃべれるようにもなるためには経験しないといけないと思う」と明かした。

さらに「海外を経験している奈紗ちゃん(畑岡)は強い。海外を経験しないと(メジャーで)上位には上がれない。奈紗ちゃんの存在は大きい」と心境の変化を説明。

「スマイルシンデレラ」と呼ばれた渋野は今後、国内ツアーを飛び出して、米ツアーに挑戦する可能性が出てきた。