渋野「全てにどうにもならない状態」一問一答1

2番、ティーショットを放つ渋野(ロイター)

<米女子ゴルフ:ANAインスピレーション>◇最終日◇13日(日本時間14日)◇米カリフォルニア州ランチョミラージュ・ミッションヒルズCC(6865ヤード、パー72)◇賞金総額310万ドル(約3億4100万円)

通算4アンダーの21位で出た渋野日向子(21=サントリー)が、後半で大崩れし、1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの78と、スコアを6つも落とした。今大会は今季初めて予選を通過し、最終ラウンドに臨んだが、通算2オーバーの290、51位で4日間を終えた。

渋野の一問一答は次の通り。

    ◇    ◇

-最終ラウンドを振り返って

渋野 前半はすごい耐えていた、ショットが良くなくて耐えていた中で耐えていた中で、後半6つ落としたのは、4日間の集大成にしては本当に情けないなと思います。

-パットが決まらない展開だったが

渋野 自分がミスヒットしたものも何個かあったんですけど、まずラインが読めていなかった。そのラインに対して、自分のタッチも合っていなかったと思う。全てにおいて、どうにもならない状態でした。

-どういう気持ちで臨んだのか

渋野 気持ちとしては、最終日だったので攻めの気持ち、攻めのゴルフができれば、3日間終わっての位置よりも上位にいけたらいいなと思っていた。2番でバーディーを取って、いい流れかなとは、その場面では思っていました。

-8番パー3でバーディーチャンスを決められなかったが

渋野 ずっと乗っていなくて、やっと8番で乗って、しかも入りそうな距離ではあったので。あそこが決まっていれば、かなり流れは違ったのではないかなと思う。

-米国で初めて大会に出場。来季は米国で戦うことを見据えてどう感じた

渋野 4日間まとまりがないというか、本当に全く安定していない。昨日とも11打も違いますし。今日も前半と後半で、パッティングが8打も違いますし。そういうところで、1日でゴルフが変わってしまうのはプロゴルファーとして良くない。結果が出せないと思う。予選を通ったことすごいはうれしかったですけど、4日間の締め方としては、今日は最悪なゴルフだったかなと思います。

-また、この大会にも出場することになると思うが

渋野 (例年は春に行われる大会で)季節が全然違うので、また違う難しさをまた来年は受けると思うので、そこでまた自分がこの6カ月ぐらいでもっと成長して、帰ってくることができるように頑張りたい。

-ピンの位置などが難しかったようだが

渋野 フェアウエーをキープしてもグリーンが速いので、なかなかピンに攻められないという難しさもあったけど、まずフェアウエーキープが少なかったし、そこからパーオンもしていなかったので、やっぱり、やりにくさ、難しさはすごい感じましたね。

-他の選手を見て感じたことはあったか

渋野 昨日の自分のゴルフは、パーフェクトに近いゴルフだったので、それが4日間できれば、上位に食い込めるかもしれないですけど、まず安定感が全くないですし、爆発力もそんなにあるわけではない。飛距離も全然足りないと思うし、あとはスピン量も。足りないものが多すぎるので、そこは上位の方のゴルフだったり、名前を見ていると、経験も必要なのかなと、すごい感じた。本当に足りないものばかりだなと思います。

-4日間やったことで感じた復調の手がかりは

渋野 今日の後半に関しては全然ダメだったですけど、パッティングに関しては本当に今日の前半まで、ずっと良かったと思うし、3パットもそれまでは1つもなかった。やっぱり3パットがないというのは、ボギーの数も減らせるし、そういうところは、これから先、1打ずつ縮めていけるなと思いました。あと、ショットに関しては、曲がり幅は減ってきてはいるけど、まだまだフェアウエーキープが全然できていない状態。そういうところに関しては、振り切れていなかったかなという部分もある。また試合慣れして、試合の中でつかんでいけたらいいなと思います。アイアンショットは、今日はキャリーが全然届いていなかったので、昨日までと同じように打っていた中で、力んでしまって、思った距離が出ていなかったと思う。そういうのをなくすために、練習が必要になると思ったし、気持ちの問題でもあると思う。

-パットの感覚は前半と後半では違ったのか

渋野 後半はラインも読めていなかったのか、合っていなかったと思うところもあった。上り下りに関してのタッチや、フック、スライスに対してのタッチが思うように合っていなかった、昨日までとは全然違う感じではあった。1つのミスで、かなりてこずってしまったのはあった。ミスヒットしたのも何個かあったけど、まずラインの読みはあっていなかったと思う。