渋野日向子、スコア伸ばし「まさかのアンダー」

大王製紙エリエールレディース第3日 17番、池ポチャもパーセーブし笑顔の渋野日向子(撮影・清水貴仁)

<国内女子ゴルフツアー:大王製紙エリエール・レディース>◇第3日◇21日◇愛媛・エリエールGC松山(6545ヤード、パー71)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)◇無観客開催

20位スタートの昨年大会覇者の渋野日向子(22=サントリー)は3バーディー、1ボギーの69、2アンダーで第3ラウンドを終えた。通算3アンダーとし、現時点で15位につけている。

この日は池に2度ボールを落とすなどショットが荒れ、アイアンでもダフるなど我慢のゴルフが続いた。その中でもスコアを上げ、3アンダー。渋野は「本当にパッティングが助けてくれて、まさかのアンダーで回れて自分でもびっくりしています」と振り返った。

この日は序盤のパー4の2番でドライバーでのティーショットをフェアウエーにつけると、セカンドショットをピン左前約1メートルへ。これをしっかり沈め、初バーディーを奪った。

しかし、続くパー3の3番では5番ユーティリティーでダフってしまい、ボールはグリーン手前の池へポチャリ。約40ヤードのアプローチはピン前約3メートルにつけ、これを何とかねじ込んでボギーでしのいだ。

折り返したパー5の11番ではラフからのアプローチでピンまで約1・5メートルにつけ、これを沈めてバーディー。続くパー3の12番でも約3メートルのパットを沈めて2連続バーディーを奪った。渋野はミスをしても気持ちの切り替えを心がけていたといい「落ち着いてできていたと思います。明日はもっとショットを修正して、バーディーがより多くとれるように。攻めるところは攻めてという感じのゴルフができたらいいなと思います」と最終日へ向けて意気込んだ。

現時点では先週の伊藤園レディースを制した古江彩佳(20=フリー)が3位スタートから追い上げ、14ホールまでを終えて通算11アンダーで首位に立っている。