笹生優花「ピンを狙わず風を利用」楽しんで逆転V圏

JLPGAツアー選手権リコー杯・3日目 6番、バーディーを決める笹生優花(撮影・上山淳一)

<国内女子ゴルフツアー:JLPGAツアー選手権リコー杯>◇第3日◇28日◇宮崎CC(6543ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝3000万円)◇無観客開催

新世紀世代(01年度生まれ)で今季2勝の笹生優花(19=ICTSI)がこの日のベストスコア69をマーク。5打差10位から3打差4位の逆転V圏に浮上した。

強風の中で6バーディー、3ボギーの69。全身のバネを生かした圧倒的な飛距離で注目を集めるが、この日は技術の高さが際立つバーディーが目立った。6番で8メートルのロングパットを沈め、10番パー4は残り70ヤードの第2打を追い風に乗せて、ピン奥2メートルへ。15番は15ヤードのアプローチをチップイン。下りスライスラインを読み切り、きれいにカップに流し込んだ。

「楽しむ」が口癖の19歳は「ゴルフは自然が相手、風が吹くといろんなことを考えなきゃいけない。うまくいく、いかないは別にして、楽しいです。今日は風が少し強かったけど、それに対応できたのはうれしいです。あまりピンを狙わず、風を利用して、というイメージでした」と話した。