松山英樹ボールは「音」ドライバーは「見た目」重視

参加したトークイベントで笑顔を見せる松山英樹

男子ゴルフで米ツアーを主戦場とする松山英樹(28=LEXUS)が16日、インターネットを通じたトークイベントに出演した。

用品使用契約を結ぶ住友ゴム工業が開催した「松山英樹×SRIXON LIVEセッション」と題したイベントで、約1時間、クラブやボールへのこだわりなどを語った。中でもボールについて最も重視するのは「音ですね」と独自の回答。特にパターで打った際の乾いた高音が好みで、それに近づけてもらうよう、アドバイスを送るなど、開発にも携わっているという。同様にドライバーを選ぶ際に最も重視するのは「見た目ですね」。五感をフルに生かした、繊細な感覚でプレーしている一端をのぞかせた。

今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中断期間もあった。「いつ始まる(再開する)かも分からない状態。何から手を付けていいか分からなかった」と、中断期間中に調整の難しさを振り返った。

出身の東北福祉大の後輩で、今年10月にプロ転向した元世界アマチュアランキング1位の金谷拓実からは、国内ツアー3戦目で優勝した報告を受けたという。「さすがやなあと思いました。プロになってすぐにトップ10をキープして(2戦連続トップ10入り)、優勝争いをして、その中で(3試合目で)チャンスをしっかりとものにしたというのは、やっぱりすごいなと思います」と、感心した様子だった。

さらに金谷が優勝した11月のダンロップ・フェニックス後に、一緒に練習したことも明かし「勢いがある。自分の時(プロ転向した時)は、上の人からそうやって見られていたのかなと、自分は金谷を見て思いました」と、自身の姿と重ね、率直な感想を語っていた。