石川遼弟のアマ航1オーバー 初の72ホールに「考えていく部分がある」

2番、ティーショットを放つ石川航、奥中央は宇喜多(撮影・清水貴仁)

<国内男子ゴルフツアー:関西オープン>◇最終日◇25日◇兵庫・有馬ロイヤルGC(7103ヤード、パー71)◇賞金総額6000万円(優勝1200万円)◇無観客開催

石川遼の弟でアマチュアの石川航(わたる、21=日体大4年)が通算1オーバーで4日間を終えた。この日は2バーディー、1ダブルボギー、3ボギーの74で、スコアを3つ落とした。

ツアー出場9戦目で初めて72ホールをプレーした。石川は「疲れはないです。4日間回んないとわかんないこともあるので、良かったです。今までの8試合は2日間でスコアを作る感覚で少し余裕がなかった。4日間を回る前提で考えると72ホールで競うゲームなので、練習ラウンドからコースを広く使うとか、考えていく部分があります」と感想を語った。

実は連戦だ。26日に愛知・名古屋GC和合Cで「石川遼インビテーショナル・ジュニア&カレッジマスターズ」に出場。出場約30選手で、優勝者が同コース開催のツアー競技・中日クラウンズ(29日〜5月2日)に出場できる。「厳しいですけど、先週、今週とツアーに出て、早く次のプロの試合に出たいと感じています」。19年にも同マスターズに出た。優勝できなかったものの、かつて兄が「58」で回ったコースを初体験。「そういうスコアが出るコースじゃないと思いました。テレビで見るより、グリーンが小さいと感じましたし…」と苦笑いしていた。