上田桃子も大会コースタイ記録65「ダンクのやつ」イーグルも決めた

2番、ティーショットを放つ上田(撮影・河田真司)

<国内女子ゴルフツアー:ワールド・サロンパス・カップ>◇第2日◇7日◇茨城GC(6630ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)◇無観客開催

前週のパナソニック・オープンで、約2年ぶりの通算16勝目を挙げた上田桃子(34=ZOZO)が、茨城GC東コースの大会コース記録に並ぶ65をマークし、通算8アンダーでホールアウトした。1イーグル、7バーディー、2ボギー。ホールアウト時点で、同組で回った鈴木愛と並ぶ2位で、通算9アンダーで首位の高橋彩華とは1打差につけている。コース記録の65は、15年大会第1ラウンドのイ・ボミ(韓国)、16年大会第3ラウンドのレキシー・トンプソン(米国)、この日、約40分前に記録した首位の高橋が、これまでにマークしていた。

1、2番で連続バーディーと好発進した。1番パー5の第3打を10センチにつけるなど、出だしからショットが好調。14番パー4では、第2打が直接カップに入ってイーグルを奪った。「スポッと、本当に直接入った感じ。『これだ、ダンクのやつ』と。先週の(原)英莉花ちゃんの(ホールインワンの)映像を見ていて、気持ちよさそうだったので『それだ』みたいな感じでしたね」と、うれしそうに振り返った。

自身初の2週連続優勝に近づくとともに、通算46度目の挑戦で、初の国内メジャータイトルを視界にとらえた。それでも「明日(第3ラウンド)もスコアを出していかないと優勝争いに加われない。まだ今日もミスショットがありましたし、1つ1つそういうミスをなくしていって、しり上がりになっていけるように頑張りたい」と、気を引き締め直していた。