首位発進の有村智恵スタート直前に順延「雷だし仕方ない」2時間あまり待機

パターを打ち舌を出す有村智恵(2021年5月14日撮影)

<国内女子ゴルフツアー:ほけんの窓口レディース>◇第2日◇15日◇福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2160万円)◇無観客開催

2ラウンド(R)が16日に順延されることが決まった。雷雲接近のため、午前10時2分に中断され、再開のめどが立たず、午後0時26分に決まり、16日午前7時から競技再開予定。16日の天気予報も悪いため、競技は54ホールから第2Rまでの36ホールに短縮、賞金ランク加算額は75%となる。競技短縮は昨年10月スタンレーレディース以来。

   ◇   ◇   ◇

首位発進したツアー通算14勝の有村智恵(33=日本HP)は最終組でのスタート直前に競技中断、そのまま順延が決まった。「あまりこういう経験はないけど、雷だし、仕方ないかなというか。1球も打てずに終わったので、また調整しないといけない」。2時間余りの中断中は、ずっと車内で待機していたという。

競技短縮で36ホールの短期決戦へ。「明日も悪天候が予想されて、雨もありますけど、風も強い予報なんでリードはあってないようなもの。耐えるゴルフと伸ばすゴルフの両方していかないと優勝には届かないと思います」と気を引き締めた。

20-21年シーズン5勝の稲見萌寧(21=都築電気)は首位と2打差、最終組で1番パー5の第3打を前に競技が中断した。最終日に向けて「最終組もスタートしていない状況なので何とも言えないですね。できる限り頑張ろうと思います」。5勝中3勝は最終ラウンドの逆転勝ち。6勝目は十分に射程圏内だ。