勝みなみスイング改革2位浮上、大好き阪神佐藤輝明3発も刺激

18番、バーディーを奪い、Vサインしながら笑顔でホールアウトする勝みなみ。左は山下美夢有(撮影・前田充)

<国内女子ゴルフツアー:リゾートトラスト・レディース>◇第3日◇29日◇愛知・セントクリークGC(6605ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)◇無観客開催

勝みなみ(22=明治安田生命)が69と伸ばし、通算8アンダー、208で首位に1打差の2位へ浮上した。長く不調に苦しんでいたが、スイングの意識改革や今大会でキャディーを務める母久美さんの支えなどもあり復調。大ファンであるプロ野球、阪神の同学年、佐藤輝明(22)の活躍も刺激に来週の全米女子オープン出場前、最後の国内大会で約2年ぶりの優勝をつかみとる。前日首位の工藤遥加(28=フリー)が通算9アンダー、207で単独トップを守った。

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ジュニア時代から98年度生まれの「黄金世代」をけん引してきた勝の調子が戻ってきた。イーブンで折り返した後半に2度の2連続を含む5つのバーディーを奪うなど69をマーク。首位に1打差とし「久しぶりに上位で最終日を迎えられるので、すごくうれしい」と笑った。

ここ2年は優勝から遠ざかり、直近5試合で3度の予選落ち。「どうしてだろうなあと感じていて」と悩み、トレーナーらと話し合う中で、スイング時の意識を変えた。「インパクトの時に遠くからクラブを回してくるイメージ。それが自分の中でうまくはまった」。この日のパー3の15番ではアプローチをそのまま決めてバーディーとするなどスコアにも結びついた。

今週は母久美さんが今年のフジサンケイ・レディース以来、2度目のキャディーを務める。普段は思いをはき出さないタイプだが、今週は母に今の心境を積極的に打ち明けた。「大丈夫だよ」などと常に声をかけられ「元気をもらってラウンドできた」。精神面の安定も大きかった。

28日の第2ラウンド後は阪神戦をオンラインで観戦。こちらも豪快なスイングで3本塁打を飛ばした佐藤輝の活躍に「スポーツって元気をもらえるなと思った。私もそういう存在になれるようにもっと頑張っていきたい」。来週は予選を勝ち抜いた全米女子オープン出場も控える。まずは国内で輝きを取り戻し、大舞台での飛躍へとつなげる。【松尾幸之介】