原英莉花、笹生優花 ジャンボ尾崎門下生が日本一に続き世界一

全米女子オープンを制し、優勝トロフィーを掲げる笹生(ロイター)

<米女子ゴルフツアー:全米女子オープン選手権>◇最終日◇6日(日本時間7日)◇米カリフォルニア州オリンピック・クラブ(6547ヤード、パー71)◇賞金総額550万ドル(約6億500万円)優勝100万ドル(約1億1000万円)

ジャンボの門下生が日本一に続き、ついに世界一の座もつかみ取った。新世紀世代の笹生優花(19=ICTSI)が全米女子オープン史上最年少の「19歳351日」で日本女子3人目のメジャー制覇を成し遂げた。通算4アンダーで並んだ畑岡奈紗と日本人同士のプレーオフという劇的な展開を制した。

笹生は2年前のプロテスト合格後から「ジャンボ」こと、男子ゴルフでツアー最多94勝の尾崎将司(74=I・S・T)に指導を受けてきた。笹生以外には、昨年10月に国内メジャー日本女子オープンを制した原英莉花(21)も門下生にいる。歴戦のジャンボの目と、レベルの高い門下生の競争力が、相乗効果となっているようだ。この日、尾崎将は「笹生の今回の優勝は、彼女の育ってきた辛い環境をバネにした何クソ精神の賜物(たまもの)であると思う。努力しかないことを一番理解し頑張ってきた成果でもある。本当におめでとう。また、敗れた畑岡選手も最大の賛辞を送りたい。素晴らしい2位であったと思う」とコメントを出した。