石川遼通算+11予選落ち、長尺ドライバー収穫も「アイアンショット悪い」

石川遼(21年6月撮影) 

<米男子ゴルフツアー:全米オープン選手権>◇第2日◇18日◇米カリフォルニア州トーリーパインズGC(7685ヤード、パー71)◇賞金総額1250万ドル(約13億7500万円)優勝225万ドル(約2億4750万円)◇有観客開催

出場6度目の石川遼(29=CASIO)が通算11オーバー、135位で15年大会以来3度目の予選落ちを喫した。第2ラウンドは午後組で6オーバーからスタート。バーディーなしの1ダブルボギー、3ボギーの76と5つスコアを落とした。

石川は「難しかったけど、自分のいいものが全然出せなかったのが悔しい。自分のミスがそのままミスになる、バーディーパットを打てるような甘さがないコースでした」と話した。

フェアウエーキープ率は14分の4で28・57%。47インチの長尺ドライバーを投入した影響か、右へのミスが目立った。しかし、石川自身は「右(へのミス)が大丈夫なところでのものなので。ただもう少しドローで戻したかったというのはあります」と言い「ドライバーには収穫があった」と前向きだ。むしろ、問題として口にしたのは第1日のホールアウト後と同様、アイアンについて。「アイアンショットがここまで悪いと…。もっともっとうまくなっていかなきゃいけない部分ですが、ロングゲームがスコアに生かせなかった。そのつながりというかかみ合わせを今後考えていきたい」とした。

スコアが“惨敗”に終わった今大会。「今はとにかく悔しい。今回の経験が生かせるかは自分次第。こつこつやっていきたい」。昨年からの大胆なスイング改造、7~8キロも増量した体作りはまだ道半ば。やるべきことを貫き通すつもりだ。