青木功氏が全英OP展望「星野は上位もある」日本人5選手出場

星野陸也(2021年5月16日撮影)

男子ゴルフのメジャー、全英オープン選手権が15日、英サンドイッチのロイヤル・セントジョージズGCで開幕する。国内男子ツアーを統括する、日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功氏(78)が、日本人5選手の展望を語った。通算15度目となる今年の会場では、81年に11位に入っており、日本人歴代最上位の経験も交えて話した。

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星野陸也は東京五輪のことを忘れることが重要だ。初出場の全英で何かをつかんで五輪へ、なんて考えていたらダメ。まずは全英だけに集中。中途半端な気持ちで二股をかけたら、どちらも結果が出ない。このコースでの全英は、いつもスコアが出ない。ホールによっては海風が強かったり、風が回っていたりする。スコアが出ないことや不規則な風を頭に入れていれば、無理に攻めず上位もある。

英国特有のリンクスだからといって身構えて硬くなっては、もったいない。私なんかは「河川敷と一緒」と感じたから、日本の河川敷のコースで練習してから行った。その意味では、アマチュア時代から海外の経験が多い金谷拓実は、自然体で臨めるはず。逆にメジャー初出場の木下稜介は、風の影響を受けにくい低い球を練習したと聞いたが、それもいいことだ。選択肢が広がれば心に余裕もできる。今年は国内で初優勝、その翌週も勝った。勝った次の試合こそ大事。心身ともにたくましくなった。

稲森佑貴は、ショットが曲がらないことが強みだけどコースが曲がっている。曲がらないこと以上に、障害物に行かない距離を打つことが重要。まあ、不思議と「こっちはダメ」という方に行ってしまうんだけど(笑い)。私がそうだったが「行ったら行ったでいいや」と、開き直ってプレーできれば面白い。永野竜太郎は、英国に近いJFE瀬戸内海GCでのミズノ・オープンで2位。国内で優勝こそないがコース適性はある。松山英樹の欠場は残念だが、5人全員、予選突破の力はある。(プロゴルファー、テレビ朝日解説者)