藤田さいき2差 父が闘病の北海道でVへ「おいしいもの食べて頑張りたい」

18番、ホールアウトし笑顔を見せる藤田さ(右)(撮影・江口和貴)

<国内女子ゴルフツアー:ニトリ・レディース>◇第2日◇27日◇北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)◇無観客開催

全美貞(38=フリー)が65をマークし、通算11アンダー、134で単独首位に浮上した。約4年半ぶりの国内26勝目を狙う。2打差2位で東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22=都築電気)と藤田さいき(35=チェリーゴルフ)が追う。3週連続優勝のかかる賞金ランキング1位の小祝さくら(23=ニトリ)は71と伸ばしきれず、通算2アンダー、143の26位から残り2日での巻き返しを狙う。

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父の助言も力に、藤田が好位置から通算6勝目を狙う。パー5全てでバーディーを奪うなど66で回り、一気に上位へ。難しい小樽CC対策として、あえて刻むゴルフを徹底し「好きな距離や、スピンでコントロールできる距離を残しました。昨日よりうまくできた」と笑顔をみせた。

北海道の病院には11年から悪性リンパ腫や急性心不全などの大病と闘ってきた父健さんが長く入院していた。会見では最近、無事に退院したと報告。無観客開催で会場には足を運べなかったが、トップアマとして実績ある父からは難解なグリーンや横風対策など、同コース攻略の助言も受けた。藤田は「(初日は)左風に対して、風に乗せようと思って打ったらそのまま真っすぐ飛んでしまっていた。今日は真ん中、真ん中を意識して打ちました」。11年富士通レディース以来となる優勝へ。「若い子とは年齢のハンディもある。体のケアも大事にして練習して、おいしいもの食べて頑張りたい」と意気込んだ。【松尾幸之介】

○…約3カ月ぶりの今季7勝目を目指す東京五輪銀メダリストの稲見は66で回り、首位と2打差の2位につけて決勝ラウンドへと向かう。「苦手意識がある」というコースでも序盤から危なげないゴルフを展開。後半、13番から3連続バーディーを奪うなど、さすがの強さをみせたが「風がなかったのが一番良かった。予選突破できたのがうれしい」と控えめに喜んだ。