中島啓太、涙の史上5人目アマチュアV「心臓の音聞こえるくらいドキドキ」

プレーオフを制して優勝し、笑顔で優勝カップを掲げるアマチュアの中島啓太(撮影・前田充)

<国内男子ゴルフツアー:パナソニックオープン>◇最終日◇26日◇京都・城陽CC(6967ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)◇無観客開催

世界アマチュアランク1位中島啓太(21=日体大3年)がツアー史上5人目のアマチュア優勝を達成した。プロ14年目の永野竜太郎(33=フリー)とのプレーオフを制した。アマチュアの優勝は2019年11月に「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した金谷拓実以来。

中島は最終組の1組前で1打差4位からスタートし、5バーディー、1ボギーの68。通算18アンダーでホールアウトした。

永野は最終組で1位タイからスタート。1打リードで迎えた最終18番パー3で2メートルのボギーパットをねじ込み、69。同18アンダーと踏ん張った。

ショートホールの18番を舞台としたプレーオフ1ホール目で永野がボギー。中島がパーで決着した。勝利直後は涙はなかったが、勝利インタビューでは大粒の涙をポロポロ流しながら「最後のパットは心臓の音が聞こえるぐらいドキドキしていた」と喜びを語った。