アマ優勝の中島啓太、即プロはなし「来年11月の大学の試合が終わるまで」

永野竜太郎とのプレーオフを制して優勝し、「ふう」っと息を吐きながら優勝カップを掲げるアマチュアの中島啓太(撮影・前田充)

<国内男子ゴルフツアー:パナソニックオープン>◇最終日◇26日◇京都・城陽CC(6967ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)◇無観客開催

世界アマチュアランク1位中島啓太(21=日体大3年)は今回の優勝でプロ転向のパスポートを手にした。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)では、ツアー優勝者は優勝大会の次戦から2年間のシードを得られる規定がある。中島は「即プロ転向」し、30日開幕のバンテリン東海クラシックからシードを使いたい場合は27日午後5時までに申請すればOKとなる。

しかし、中島は「すぐにプロは考えていません。アジア・パシフィック選手権もあるし、来年のメジャー(全米オープン、全英オープン)もある。来年11月の大学の試合が終わるまで(プロ宣言は)ないと思います」と話した。

中島は今年受賞した、アマ世界一の称号「マーク・マコーマックメダル」には翌年の全米、全英両オープンの出場権があり、アマチュアとして権利を行使する予定。そのため、プロ転向は来年11月以降、その後に約1年間のシードを使う可能性が高い。