永野竜太郎「ここに来れば、プロもアマも関係ありませんよ」惜敗で初V逃す

プレーオフを終え、優勝した中島啓太(左)と健闘をたたえ合う永野竜太郎(撮影・前田充)

<国内男子ゴルフツアー:パナソニックオープン>◇最終日◇26日◇京都・城陽CC(6967ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)◇無観客開催

プロ14年目の永野竜太郎(33=フリー)が惜敗でツアー初優勝を逃した。レギュラーラウンドの最終18番パー3は、先のホールアウトしていた中島を1打リードして迎えたが、8番アイアンの第1打をグリーン右前のバンカーへ。ボールはあご近くの砂に完全にめり込む最悪の“目玉”となり、1打で出せず、3オン1パットのボギー。

プレーオフでも同じ8番アイアンでグリーン右前斜面のラフにショート。アプローチを2メートルに寄せたが、パーパットを外した。

「プレーオフは“絶対に同じクラブで、いい球を打ってやる”と思っていました。完璧なら、ピンまでちょうどいい距離なので」という。

負けはしたが、6バーディー、3ボギーの69と内容の濃いプレーを見せた。「結果だけ見れば悔しいけど、ここ最近ではいいゴルフができた。(プレーオフは)啓太がいいショットを打った。ここに来れば、プロもアマも関係ありませんよ」と勝者の中島をたたえた。