森口祐子の長男で関谷健夫が109位 教授に懇願でツアー初出場実現

第51回バンテリン東海クラシック「1日目」 10番、関谷健夫(左)にアドバイスをするキャディーを務めた森口祐子(右)(撮影・森本幸一)

<国内男子ゴルフツアー:バンテリン東海クラシック>◇第1日◇30日◇愛知・三好CC西C(7300ヤード、パー71)◇賞金総額1億1000万円(優勝2200万円)◇無観客開催

女子の永久シード選手・森口祐子(66)の長男でアマチュアの関谷健夫(36=三好CC)が推薦でツアー初出場。母をキャディーに第1日は9オーバー、80の109位だった。

前半インはスタート6連続でパーを重ねて粘ったが、バーディーは1個で1ダブルボギー、8ボギー。それでも、関谷は「出たくて出たくて仕方なかったツアー競技。人生で1度だけでも、と思っていました。70台を目指したんですが、最後で3パットして80です」とうれしそうだ。

現在は歯科医として、愛知学院大の付属病院に勤務し、同大で講師も務める。ゴルフの練習は早朝に限られ、地道に腕を磨いた。今回の出場は教授に「1週間、休みをください」と懇願し、実現したという。

父の関谷均氏もトップアマで知られ、中日クラウンズ、東海クラシックに出場経験がある。森口もかつて、東海クラシックが男女同時開催だった時期に三好CCでプレーしており「これでウチの家からの東海クラシック出場者は3人になりました」と笑顔を見せた。【加藤裕一】