堀川未来夢5打差26位から首位急浮上「やっと人間らしいパットができた」

マイナビABCチャンピオンシップ・3日目 13番、堀川はバーディーを決めガッツポーズ(撮影・上山淳一)

<国内男子ゴルフツアー:マイナビABCチャンピオンシップ>日刊スポーツ後援◇第3日◇6日◇兵庫・ABCGC(7217ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)◇無観客開催

堀川未来夢(28=Wave Energy)が、ツアー自己ベストタイ63の猛チャージを見せ、首位と5打差26位から首位に急浮上した。9バーディー、ボギーなし。会心の1日の理由を「ほとんどパットです。久しぶりに人間らしいパットができました」と苦笑いしながら説明した。

イップスと戦っている。日本ツアー選手権でツアー初優勝を飾った19年最終戦日本シリーズJT杯から“症状”はあった。「右手が意図しない動きをする。フェースがぐらぐらして。右手が水の中をくぐっているような感覚。症状が出ると、テークバックからフォローまでの記憶がなくなるんです」。いろいろ試した。息を吐きながら打つ。ずっとカップを見て打つ。ボールを見る目のピントをわざと狂わせて、ボールをぼやかして見て、打つ。だが、全部ダメ。「練習でできても、本番になると…」。自宅にあるパターは数カ月間で十数本に増えた。

「やっと“これならいけるか”という対策が見つかりつつある。まだ確信がないし、明かせないけど」。もともと、一番自信のある技術はパットだ。ライン読みにも自信がある。パターが思うように動きさえすれば…。2年5カ月ぶりのツアー2勝目はすぐそこにある。