力尽きた金谷拓実「イーグルをとらなきゃいけなかったけど…」5打差7位

マイナビABCチャンピオンシップ・最終日 9番、金谷はセカンドショットを放つ(撮影・上山淳一)

<国内男子ゴルフツアー:マイナビABCチャンピオンシップ>日刊スポーツ後援 ◇最終日◇7日◇兵庫・ABCGC(7217ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)◇無観客開催

ツアー4勝目を狙った金谷拓実(23=Yogibo)は通算12アンダーで迎えた最終18番パー5の池ポチャで力尽きた。2組後ろの最終組にいるトップグループと2打差。イーグル奪取でチャンスはあったが、フェアウエーから残り205ヤード、5番アイアンの第2打は向こう岸に届かず、池に消え、ボギー上がり。最終的に5打差7位だった。

「イーグルをとらなきゃいけなかったけど、ひどいショットだったんで」。

前夜遅くに、ナショナルチームの後輩だった中島啓太がアジア・パシフィックアマチュア選手権(UAE)で優勝、来春のマスターズ出場権を勝ち取った。喜びを胸に臨んだ最終日。「昨日はずっとテレビ(ネット中継)を見ていて、ハラハラドキドキして…。すごくうれしいけど、すみません。うまくうれしさをしゃべれません」。敗れた悔しさをかみしめた。