堀川未来夢、首位発進「かなりいいラウンドでした」5連続含む9バーディー

18番パー5のガードバンカーから第3打を放つ堀川未来夢(撮影・加藤裕一)

<国内男子ゴルフツアー:カシオ・ワールドオープン>◇第1日◇25日◇高知・Kochi黒潮CC(7335ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

ツアー1勝の堀川未来夢(みくむ、28=Wave Energy)が20-21年シーズン初の首位発進を飾った。5連続を含む9バーディー、1ボギーの8アンダー、64。「入れておきたい、4~5メートルのチャンスが結構入ってくれた。かなりいいラウンドでした」と喜んだ。

約2年前から悩むパットイップス症状は改善の兆しがある。「徐々にですね。人になりつつある感じ。僕の感覚では、本当に素人レベルだったので」。約20本のパターを試し、打ち方、グリップまで。この日も「新しいことをひとつ試しました」という。フック、スライスラインをそれぞれスピンをかけて打つ。本人にしかわからないほど微妙とはいえ、そこには技術的な挑戦がある。

2位フィニッシュした3週前のマイナビABC選手権第3ラウンドで63を出して以来のビッグスコアだ。「ビッグスコア翌日は難しい。しっかりリセットして、明日に備えます」と話した。