今平周吾がシーズン3勝と賞金王返り咲き目標「昨季は逃して悔しかった」

昨年末のイベントで、今年の目標を漢字1文字で飛躍などの「飛」と記した今平周吾

男子ゴルフで18、19年と2年連続賞金王の今平周吾(29=ダイヤ)が、シーズン3勝と賞金王返り咲きを目標に掲げた。13日までに神奈川県内で日刊スポーツの取材に応じ「今年は3勝したい。昨季は賞金王を逃して悔しかった。もう1度取りたい」と語った。国内初戦の東建ホームメイト・カップ(3月31日開幕、三重)を今季初戦に定めた。

新型コロナウイルスの影響で、シーズンが統合された20-21年は賞金9位だった。要因は2つ。1つは肉体改造の失敗だった。「オフに体を大きくしたけど、シーズン中はトレーニングを続ける時間もなく体重が減った」。21年初戦は68キロだったが、終盤は昨年と同じ66キロ。絞りに絞っての2キロ増で固めたスイングだっただけに「シーズン中盤からスイングの違和感が大きかった」と振り返った。

もう1つは4、5年前から愛用のドライバーのヘッドが割れたことが不調の要因だ。昨年唯一勝った9月のフジサンケイ・クラシック後、使用不能となった。「同じクラブでも個体差がある。しっくり来るドライバーに会えなかった」という。新相棒候補は「最近1本いい感じのを見つけた。予備も見つけたい」とニヤリ。昨オフ、トレーニングに費やした時間はクラブを振り、王座奪還へ準備を整えている。【高田文太】