国内女子ツアー第3戦Tポイント×ENEOSトーナメントが18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で開幕する。公式練習の17日、福島県いわき市出身の酒井美紀(30=国際スポーツ振興協会)が会見に出席、前夜に東北地方を襲った地震について語った。
酒井によると16日夜、鹿児島から同市の実家にいる母に電話後、まずニュースで地震を知り、かけ直した。その会話中、再び大きな揺れが来たという。「電話越しにサイレンの音が聞こえてきて、母が“来てる、来てる”と話して。音も怖かったようです」。家の中は棚から物が落ちたりして、ぐちゃぐちゃになったが、家族にけがはなかった。救急救命士の弟は即呼び出しがかかって外出した。酒井は「不安で眠れませんでした」と振り返った。
11年の東日本大震災の時は、ツアーで高知にいた。16年4月の熊本地震はツアーのため現地で経験した。「私は(東日本大震災も)経験していないから、想像でしかない。熊本の時は知っているけど、あんな揺れだったのか…。怖いなとしか言えない。地震は忘れたころに起きるので」。
開幕から2試合連続予選落ちし、3戦目を迎える。昨年苦しんだ腰椎分離症が11月伊藤園レディースで急激に悪化。腰椎のズレが「指1本分、パカッと割れた」と言い、同競技を含めて残り3戦は出場したものの12月から丸2カ月はクラブを握らず、治療に専念した。「あれだけ長い間、クラブを振らなかったのはアマチュアから通じて初めて。まだ痛みもあるし、不安が大きいです。でも“完治はしない”と言われているので」と見切り発車で戦っている。自分のゴルフも苦しい中「頑張って少しでもいいニュースを(故郷に)届けたいです」と話した。