石川遼7位で今季初トップ10「最小限に抑えて」ノーボギー喜び 今後の鍵「ショートアイアン」

石川遼(2022年4月撮影)

<国内男子ツアー:中日クラウンズ>◇最終日◇1日◇愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

石川遼(30=CASIO)が、通算8アンダーの7位で今季4戦目で初のトップ10となった。

ホールインワンを決めて64をマークし、首位と5打差11位で迎えた最終日、68とスコアを伸ばしきれなかったが「いいゴルフでした。バーディーを取ることより、まずボギーを最小限に抑えてと思っているので」とノーボギーだったことを喜んだ。

バーディーが2個だったことは「3メートル以内のチャンスがほとんどなく、何で打っても6、7メートルになった」と説明。ドライバーショットなどロングゲームが安定してきた。数多いチャンスメークに向けて、今後の鍵に「ショートアイアン」と挙げた。「シャフトを(XからSに)替えたこともあって、今週はまだ距離感の把握が間に合わなかった。MAXで打った時とそうでない時で、1つの番手で15ヤードぐらいの幅があって制御しきれていないので」と話した。

前週まで3戦で予選落ち2回と安定感を欠いていたが、今後は落ち着いてきそうだ。「トップ10は本当にいいゴルフができないといけないけど、トップ20には調子が良くなくてもボギーを少なく、バーディーを取って、常に入れるようにしたいです」と話した。