稲見萌寧「アンダーパーで終われてよかった」今季初優勝へ7打差で最終日

18番、ボギーショットがそれてダブルボギーとし悔しそうな稲見(撮影・浅見桂子)

<国内女子ゴルフツアー:ワールド・サロンパス・カップ◇第3日◇7日◇茨城GC西C(6680ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)

昨季賞金女王の稲見萌寧(22=Rakuten)が、今季初優勝へ、7打差を追って最終日に臨むことになった。3位から出て3バーディー、1ダブルボギーの71と1つ伸ばして回り、通算4アンダー、212。昨年11月の伊藤園レディース以来、175日ぶりツアー通算11勝目、今季初優勝を目指し、11アンダーの首位山下美夢有を追う展開となった。

2番パー4で、5メートルのパットを決めてバーディーを先行させた。さらに3番パー5は、第3打を2メートルにつけて連続バーディー。その後は7ホール連続パーとし、11番パー4で第2打を2メートルにつけて3つ目のバーディーを奪った。この時点で山下に3打差の2位となったが、17番パー5で1メートルのバーディーパットを外すと、最終18番パー4は痛恨のダブルボギー締め。ティーショットを左ラフに入れると、第2打をバンカーへ。第3打でグリーンに乗せられず、第4打のアプローチも寄らずに2パットを要した。

最終日に向けて勢いをつけることはできなかったが「(内容は)そんなに悪くない。途中、雨がすごく降ったけど耐えられた。最終ホールでダボだったけど、最終的にアンダーパーで終われてよかった」と、前を向いて話した。