西郷真央が復活の5アンダー発進、2番で会心イーグル 師匠・尾崎将司のアドバイスで立て直す

10番、ティーショットを放つ西郷真央(撮影・滝沢徹郎)

<国内女子ゴルフツアー:ブリヂストン・レディース>◇第1日◇19日◇千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

年間最優秀選手を決めるメルセデス・ランク1位を走る西郷真央(20=島津製作所)が復活の67をマークした。20年11月以来3度目となる、サロンパス・カップ→ほけんの窓口レディースでの2戦連続予選落ちを経て、1イーグル、3バーディー、ボギーなしの5アンダー。「ボギーがなかったことがスコアにつながったと思います」と話した。

会心のイーグルは後半2番パー5(490ヤード)で飛び出した。ドライバーショットはフェアウエーのダウンスロープも手伝い距離が出た。フロントエッジから12ヤードのピンへ。残り212ヤードから5番ウッドの第2打はグリーン手前ラフで絶妙なクッションが入り、左2・5メートルにつけた。

「先週が始まる前より、何をしないといけないということがはっきりしていた。ジャンボさんに教えていただいたことや、自分を信じてやるしかないと思ってプレーしました」。

尾崎将司からのアドバイスは主に「テイクバックからトップへの動き」。クラブの収まる位置のズレを感じながら、前週のほけんの窓口レディースではドライビング・レンジが短く、ドライバーが“鳥かご”の中でしか打てないこともあって、修正できなかったが、師匠に直接見てもらうことで立て直せたという。

地元・千葉で大勢のギャラリーの注目を集める。「連続予選落ちはすごくいいきっかけだったかなと思っています。予選落ちしていなかったら(問題を抱えた)そのままでプレーをしていたと思うので」。ネガティブな出来事をポジティブに受け止められる。西郷が心身ともに再出発した。