49歳宮本勝昌3年ぶりV逃す「“潮時かな”と」2mパット外しショックも「まだチャンスある」

18番、バーディーパットを外し悔しそうな表情を見せる宮本(撮影・たえ見朱実)

<国内男子ツアー:プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品>◇最終日◇26日◇栃木・西那須野CC(7036ヤード、パー72)◇賞金総額5000万円(優勝1000万円)

49歳の宮本勝昌(フリー)が3年ぶりのツアー通算13勝目を逃した。単独首位で迎えた最終日、13番までは順調にスコアを伸ばし、通算23アンダーとして2打リードしていたが、14、17番のボギーで失速。プレーオフの可能性があった18番で5メートルのチャンスを外し、2打差3位に終わった。

昨年大会も最終日を単独首位で迎えて2位。「いや~、勝てると思ったと言うか…。敵は(同組の)稲森君だけかなと思っていたら、16番でボードを見て“あらら?”と」。1組前の大西に並ばれているのに気づいた。

最も悔いが残るのは、2メートルを外した17番だった。「入ったと思ったパーパットがショートしてるっていうのが…。うーん“潮時かな”と思いました。ちょっとショックでしたね」と苦笑いで説明。状況判断、パットのタッチなどに関して「やっぱり自分はズレてる」とこぼし、年齢的な衰えをにおわせたが「まだチャンスはある」と気を取り直した。「稲森君はほんといいプレーしてた」と勝者をたたえた。