河本力、最終ホールで2日連続ダブルボギーも「今年もムービングサタデーに」昨年63の再現狙う

河本力(2022年9月21日撮影)

<国内男子ツアー:パナソニック・オープン>◇第2日◇23日◇兵庫・小野東洋GC(7113ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

4週前のSansan KBCオーガスタでツアー初優勝した河本力(22=フリー)が、2日連続して最終ホールでダブルボギーをたたいた。

最終9番パー4で、2番アイアンの第1打が右バンカーへ。残り144ヤード、打ち上げの第2打は48度のウエッジでグリーンオーバー。雨にぬれたラフからアプローチが乗らず、4オン2パットに終わった。「セカンドは左奥ピンだし、強めに(ヘッドを)入れたんです。途中“ボギーでいいや”と割り切ったんですけど」。前日は18番でOBを打ってダブルボギーだった。

ただ、その他17ホールの内容はいい。インスタートで8番まで1イーグル、6バーディーと8つもスコアを伸ばし「文句の付けようがなかった」と言う。特に16番パー4は、右ラフから110ヤードの第2打を54度のウエッジで放り込んだ。「めちゃくちゃ満足のいくショットだったんで、すごくうれしかった」。ショットから数秒後、グリーン方向からの大歓声でイーグルとわかるや、ギャラリー数人とハイタッチをする喜びようだった。

通算5アンダー、首位と6打差33位で決勝ラウンドを迎える。折り返し時点のスコア、首位との差は昨年大会と全く同じで、1年前は3日目にツアー自己ベスト63を出した。「昨年と同じですよね。今日は何でもない感じで、このスコア(66)を出せたし、今年もムービングサタデーにしたいです」。2度の大ミスから切り替えて、猛チャージを誓った。