昨年V中島啓太、54位で最終日へ 同学年蝉川泰果「61」には刺激「攻めることは大事だなと」

1番、ティーショットを放つ中島(撮影・前岡正明)

<国内男子ツアー:パナソニック・オープン>◇第3日◇24日◇兵庫・小野東洋GC(7113ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝2000万円)

昨年大会覇者でプロデビュー戦の中島啓太(22=日体大4年)は通算5アンダー、54位で最終日を迎える。インから出て、18番パー4でダブルボギーをたたくなど71。バーディー合戦について行けず、伸び悩んだ。

「ティーショットが本当にひどく、ラフからグリーンに乗せるだけで2パットが多かった。バーディーを取れるところでは、取れましたが」。

同学年の蝉川泰果が1組前で回り、仰天の「61」を出した。「スコアはわからなかったけど、ドライバーを多く握ってることはわかりました。攻めることは大事だなと思った」という。今月、フランスで開催された世界アマチュア・チーム選手権にナショナルチームのメンバーとして一緒に戦った。「日本でただ1人、ビッグスコアを出し続けたのが彼。ドライバーショットは自信に満ちあふれていて、それは(今の)自分にはできないことです」と、プレーぶりをたたえた。