「厳しく耐えがたい言葉にも2人で乗り越えてきた」藤田さいき夫・和晃さんも11年ぶりV喜ぶ

18番、優勝を決めるパーパットを沈めた藤田はガッツポーズ(撮影・前岡正明)

<国内女子ゴルフツアー:大王製紙エリエールレディース>◇最終日◇20日◇愛媛・エリエールGC松山(6575ヤード、パー71)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)◇有観客開催

藤田さいき(36=チェリーゴルフ)が逆転で11年富士通レディース以来、11年35日ぶりのVとなる通算6勝目を挙げた。

首位に1打差の2位で出て、4バーディー、ノーボギーの67で回り、通算21アンダー、263。

88年ツアー制施行後、10月の三菱電機レディースで優勝した金田久美子の11年189日ぶりに続く、歴代2位のブランクV。また、前年大会で原英莉花が樹立したパー71での72ホール最少ストローク記録「17アンダー、267」を4打更新した。

藤田の夫、和晃さんは「結婚すると結果が出ないといった厳しく、耐えがたい言葉にも2人で乗り越えてきた。率直にうれしいし、夢みたいです」と喜んだ。

8年前に「長く戦うには身近な人が体のケアをしないといけない」とアドバイスを受け、トレーナーの勉強を始めた。仕事も辞めてツアーに帯同している。最終日前夜。「体に程よい緊張感が伝わり、すぐにほぐれたので代謝もいい。これまでの優勝争いの中で、明らかに状態は良かった」。

日本女子オープン前にミニ合宿を行い、ミスした場面をひたすら練習した。「『どうしたら勝てるの』と言っていた時もあった。妻をすごく尊敬していますし、頑張ってきた集大成だと思います」と話した。

【近藤由美子】