【インタビュー】西村優菜、号泣のち決意のスイング改造「米ツアーのシードを取る」

22年12月、JLPGAアワードのフォトコールに参加した西村

米女子ツアーの出場資格を得た西村優菜(22=スターツ)が25日までに取材に応じ、シード権獲得を今季目標に掲げた。昨年末の米女子ゴルフツアー最終予選会(Qスクール)を24位で通過も前半戦の出場は限定的となった。ポイントランキングで後半戦の出場権が決まる1回目のリシャッフル(5月)までは出られる試合で結果を出すしかない。オフは1年間を通して活躍するために、スイング改造にも着手した。米ツアーに懸ける思いを聞いた。

西村が米女子ツアー会員として初のシーズンを迎える。「日本ツアーと変わらないですが、不安と楽しみ半々という感じですね」。

オフはパッティングとグリーン周りのアプローチなど、ショートゲームの練習を中心に行った。また、スイング改造に新しく取り組んだ。「1年間通して調子のブレをできるだけ少なくしたい」との考えがあった。「ダウンスイングの時、下半身が左に流れる感じがあって、ロスになっているんじゃないかと。自分で考えて取り組んだのは初めてで。毎日悩みながらやっています」。完成度は「まだ50%くらい」。長期的な目標として取り組んでいる。

Qスクールの不本意な結果が、スイング改造を決意させた。24位と多くの試合に出場できる20位以内に入れず、前半戦の出場試合は限定される。ホールアウト後は「悔しい」と号泣した。「こんなにうまくいかないことがあるんだって。一番メンタル的にも苦しかった試合だった。その苦しい経験があったからこそ、オフにプラン立てしてこういうふうになりたいと理想像も描きながらできた。今思えば、すごくいい経験でした。いいオフだったと思う」。挫折を糧にした。

国内ツアー開幕戦のダイキン・オーキッド・レディース、次週の明治安田生命レディースと2試合連続で出場後、ほどなくして渡米する。3月23日開幕のドライブオン選手権、次週のDIOインプラントLAオープンに2戦連続でエントリー。まだ出場は確定していないが、現地で待機する。ポイントランキングで出場優先順位を見直す5月のリシャッフルまでは「米国にいることが多いと思う。米ツアーに重きを置くので」と明かした。

かねて将来的な目標はメジャー優勝と公言している。「まず1回目のリシャッフルをクリアして、米ツアーのシードを取ることが今季の目標」とした上で「メジャー優勝という大きな目標に向けて着実に近づけるように、どんどん成長していけたら」と意気込んだ。【近藤由美子】

◆西村優菜(にしむら・ゆな)2000年(平12)8月4日、大阪・堺市生まれ。5歳で競技を始める。大阪・大商大高で18年日本女子アマ4位。19年11月プロテストに一発合格。20年11月樋口久子・三菱電機レディースでツアー初優勝。昨季2勝で、通算ツアー6勝。古江彩佳ら00年度生まれ「ミレニアム世代」の1人。趣味は音楽鑑賞。150センチ、50キロ。血液型O。