西郷真央「モグラの穴」の危機を乗り越えて首位と3打差の14位 後半「良い感じになってきた」

10番、ティーショットを放つ西郷(撮影・狩俣裕三)

<国内女子ツアー:ヤマハ・レディース葛城>◇第1日◇30日◇静岡・葛城GC山名C(6480ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

22年ツアー優勝5回の西郷真央(21=島津製作所)がモグラの穴の危機を乗り越え、5バーディー、3ボギー、2アンダーの70、首位と3打差の14位につけた。

最大の危機は16番パー4だった。ドライバーの第1打は右に曲がり、ラフの斜面に飛んだ。スタンスを取るところに、モグラの穴があった。救済でボールをドロップしたが、それもモグラの穴のそばに。計3回のドロップを繰り返して、何とかボギーに抑えた。

モグラの穴の危機を乗り越えた後半は「良い感じになってきた」と3バーディーを奪って、2アンダーで終えた。

昨季序盤は10戦5勝と快進撃を続けていたが、終盤からドライバーの不調に苦しんだが、前週アクサ・レディースは今季国内ツアー2戦目で初の予選通過と明るい兆しはある。「残り3日間、少しずつ伸ばしていければいいかな」と残り3日の目標を口にした。