初V狙う蛭田みな美3打差2位 前週「下克上V」山内日菜子と同期「自分の優勝も想像できた」

9番、バーディーを決め、笑顔を見せる蛭田(撮影・狩俣裕三)

<国内女子ツアー:ヤマハ・レディース葛城>◇第2日◇31日◇静岡・葛城GC山名C(6480ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

1打差3位から出た蛭田みな美(25=ユアサ商事)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダー、137で首位と3打差の2位に浮上した。

前半で4バーディーを奪うと、後半開始の9番ではボギーをたたく。その後も15番パー5では3打目でバンカーの目玉に入れるなどピンチもあったが、パーセーブを続けた。最後の18番では約15ヤードのバンカーショットを1メートルに寄せて、バーディーフィニッシュを決めた。

前週のアクサ・レディースで「下克上V」した山内日菜子(26=ライク)とは16年プロテスト合格の同期。「刺激になった。自分の優勝も想像できた」。自身はその大会で予選落ち。弾道計測器のトラックマンを使って、スイング軌道などを修正した。高校時代に日本女子アマ、日本ジュニアを制した実力者だが、プロになってからは未勝利。同期の下克上Vに続く決意は強い。