睡眠時間3時間半で奮闘の佐藤心結「眠くはならなかった」メジャー大会出場切符つかむ

左から脇元華、佐藤心結、岩井明愛、木下彩、三ケ島かな(撮影・奥岡幹浩)

<女子ゴルフ:全米女子オープン日本地区予選>◇29日◇千葉・房総CC房総ゴルフ場 東コース(6533ヤード、パー72)西コース(6413ヤード、パー72)

前日まで行われたリゾートトラスト・レディースで2位の佐藤心結(みゆ、19=ニトリ)が、好調ぶりを発揮。通算8アンダーで回り、トップと2打差の2位で本大会への出場切符をつかんだ。

前日までは静岡の浜名湖に面したコースで戦い、この日は早朝から千葉の外房で奮闘。睡眠時間わずか3時間半。強行日程にもかかわらず、雨の36ホールを回り切った。

6アンダーの単独トップで第1ラウンドを終えたときには「少し足裏が痛くなったり、背中が張っているなというのはあった」と明かす。それでも「先週からずっといい流れだったので、この結果につながった」。

メジャー大会の出場については「まだ実感はない」と言う。それでも「最高峰の舞台。自分の持ち味である飛距離が生きるところもあるのでは。楽しみ」と目を輝かせた。

睡眠時間3時間半でプレーしたのは当然ながら初めてのこと。それでも36ホールを回る間は「眠くはならなかった。そのあたりは臨機応変に対応できるタイプだと思っている」とたくましい。

通常の睡眠時間は6、7時間程度という。連戦を終えたこの日の夜は思う存分に眠るつもりかと思いきや、「まあ、いつも通り寝て。今週も試合があるので、それに向けてしっかりコンディションを調整していきたい」。気持ちは早くも、富士山のふもとで行われるヨネックスレディースに向いている。