思考を変えた小暮千広が2打差5位に浮上、20歳の誕生日は苦い思い出 ECCレディース

ECCレディスゴルフトーナメント第2日目 2番、セカンド地点へ向かう鬼頭(左)と小暮(撮影・上山淳一)

<国内女子ステップ・アップ・ツアー:ECCレディース>(日刊スポーツ後援)◇第2日◇1日◇兵庫・北六甲CC東C(6516ヤード、パー72)◇賞金総額2000万円(優勝360万円)◇有観客開催

首位と4打差の15位から出た小暮千広(20=東京スター銀行)が5バーディー2ボギーの69で回り、通算4アンダーの140で首位に2打差の5位につけた。

前日はチャンスを決めきることができなかったが、この日はスタートホールの1番でおはようバーディー。「チャンスを全部決められました。ショットとパットがバランス良くかみ合いました」と笑みを見せた。

ルーキーイヤ-の今年は予選突破と予選落ちを繰り返してきたが、2戦前のツインフィールズレディースの際にコーチに帯同してもらい、「ゴルフもゴルフ以外のことも話して、アドバイスいただきました」。それまでは練習で球数を多く打つなど目の前のことに精いっぱいになっていたが、「頭の中で自分のゴルフに向き合うことに時間を割くようにしました」と今後を見据える形に思考を変えた。その試合は予選落ちに終わったが、今回の結果に結びつけた。

今大会前の先月28日には20歳の誕生日を迎えた。誕生日が全米女子オープン日本地区予選だったこともあり「普通に練習して、いつもと変わらずでした。20歳は楽しみにしてたんですけど、20歳らしい誕生日ではないかな」と苦笑い。

それでも、友人と昼食をともにし、花束も贈られたそうで「体も休められたし、リフレッシュできました。ハードなスケジュールも今だからこそだし、いろいろ経験させてもらってます」と前向きだ。

2日は悪天候の予報が出ている。「明日がないかもしれないので、今日は優勝目指してやったんですが2打差。ちょっと悔しい。もし明日があれば、自分のできる最大限のゴルフをしたい」と天候回復を望んだ。