<国内女子ツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第2日◇9日◇兵庫・六甲国際GC(6513ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝2700万円)◇有観客開催
国内ツアー初優勝を狙う脇元華(25=GMOインターネットグループ)が、首位の岩井千怜(20)と2打差の2位から出て、3バーディーノーボギーの69。差は4打に開いたものの通算10アンダー、134で2位をキープした。
前日からの雨も上がり、「今日は昨日よりグリーンが止まりやすくて、ピンをキャリーで攻めていくマネジメントに変えたりした。回りやすかったですね」。ノーボギーでのラウンドに「ピンチは3回くらいあったんですけど、しっかりパーセーブすることができました」とクールに振り返った。
吉田直樹コーチから指摘された「トップを小さくするのと顔を残すこと」を意識して好調をキープ。この日朝に会場入りした吉田コーチに褒められたかと思いきや「全然。『昨日と変わらず、やることやってきてね』と言われました。うふふ」と苦笑い。それでも、「意識することは変わらないです」と淡々と実行し、2日連続の好成績につなげた。
首位の岩井千との差は開いたが、10アンダーという数字に「自分の中では良い感じ。伸ばし合いになっているので、明日からも伸ばしたい。今の調子なら伸ばし合いの方が良い」。初優勝に向けては「明日次第です。今は優勝は考えず、1打1打に集中して、結果、そこにつながれば」と気を引き締めていた。