<国内女子ゴルフツアー:ゴルフ5レディース>◇最終日◇3日◇北海道・ゴルフ5C美唄(6472ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)
首位と1打差の2位で出た桜井心那(19=ニトリ)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算10アンダーの206で逆転優勝を飾った。宮里藍、畑岡奈紗に続いて史上3人目となる10代でのツアー3勝を記録した。ツアーに本格参戦した今季は飛距離を武器に7月の資生堂レディースで初優勝。以来8戦3勝と勢いに乗る。次戦は国内メジャー、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(9月7日開幕、長崎・パサージュ琴海アイランドGC)。地元長崎で初のメジャータイトルを狙う。
◇ ◇ ◇
18番で桜井が強さを見せつけた。山下、小祝とともに9アンダーで並んで迎えた最終ホール。残り124ヤードの2打目、46度のウェッジを握った。「バーディーで上がりたい。ここでベタピンについたらかっこいいな」。フルショットしたボールはピン横約2メートルの位置へ。やや右に切れるウイニングパットを沈め拳を握った。「今日初めて緊張したかもしれない。しびれました。どんな入り方をしたか覚えていない」と全集中力を注ぎ優勝をつかんだ。
強みの1つは飛距離にある。ティーショットの平均飛距離は256・80ヤードでツアー4位。持ち前のパワーをこの日も生かした。2番パー5。同じ最終組の鈴木と小祝が2打目を刻む中、迷わず2オンを狙った。残り230ヤードを3番ウッドでピン横約2・5メートルにつけ、ギャラリーを沸かせた。イーグルとはならなかったが「バーディーを取れたので、そこは飛距離に助けられたなと思う」と勢いに乗った。
同じ北海道で開かれた前週ニトリレディース終了後、一度地元の長崎へ戻り、2日間ほど休息をとった。7月の資生堂レディースで初優勝。同月の楽天スーパーレディースで2勝目を挙げたが、心身ともに疲労は極限に達していた。整骨院で体のバランスを整え、髪を切った。「体力的には疲れていた。気持ちの面でリフレッシュできたのがけっこう大きい」と振り返った。
今大会の勝利で19歳202日でツアー3勝目を達成した。10代での3勝は宮里藍、畑岡に続いて3人目。初優勝した年の3勝は偉大な先輩たちもなしえていない。「本当に尊敬している方々。畑岡さんは今海外で活躍されていますし、本当にすごいなと思う。私もそれに続けるように今後も頑張りたい」。次戦は地元で国内メジャーの日本女子プロに臨む。「メジャーで勝ちたい」とタイトル奪取が次なる目標だ。【山崎純一】