<国内女子ゴルフツアー:日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯>◇最終日◇10日◇長崎・パサージュ琴海アイランドGC(6755ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝3600万円)◇有観客開催
2003年度生まれ「ダイヤモンド世代」で、ツアー1勝のルーキー、神谷そら(20=郵船ロジスティクス)が、逆転で国内メジャー初出場初優勝を飾った。首位に2打差3位から出て、5バーディー、1ボギーの68で回り、通算12アンダー、276。大会初出場初Vは68年樋口久子、84年黄ゲッキン、14年鈴木愛、19年畑岡奈紗、22年川崎春花に続く史上6人目。20歳145日での優勝は川崎、鈴木に続く、大会3番目の年少記録となった。
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前回の川崎春花に続き、2年連続でダイヤモンド世代の神谷が頂点に輝いた。同じプロ1年目の平岡瑠依からの祝福のハグに、涙がこぼれた。フジサンケイ・レディースでのツアー初Vからわずか5カ月。「ルーキーシーズンに2勝挙げられて、もう夢みたいです」。首位に並んで迎えた10番パー4で小祝がボギー。ここでバーディーを奪い、一気に2打差をつけて単独首位に。1打差と迫られながらも逃げ切った。
前回大会はプロテストに備え、練習場で中継を見ていた。「出られただけでもすごくうれしかった」。ルーキーながら、小祝、山下美夢有、稲見萌寧らそうそうたる実力者に競り勝ってのメジャー初V。「ゴルフって分からない。勝って当たり前というのがない」としみじみとかみしめた。
平均飛距離はツアートップの259・69ヤードだが、飛ばすだけではない。小祝は「すごい飛距離が出るし、曲がらなくて安定しているイメージもある。パターも上手」と評した。神谷が試合のカギに挙げたのも4番パー4での5メートルのバーディーパット。2カップほど切れるラインを読み切って決めた。「パターのイメージが良かったこともあり、ショットもガンガン攻められた」と明かした。
プロテスト合格、ツアー初V、メジャー初Vといずれも海沿いコース。海がない岐阜県出身だけに「海を見るとテンションは上がる」と言いながら「海のそばのゴルフは好きじゃない」と苦笑い。次戦メジャーの日本女子オープンの会場では、21年に中部女子アマを制している。「プロになって戻ってこようと決めていた。海沿い、何なんですかね(笑い)」。直近の目標は11月の日米ツアー共催のTOTOジャパンクラシック出場。まずは好相性の海沿いで、国内メジャー2連勝を目指す。【近藤由美子】
◆神谷(かみや)そら 2003年(平15)4月18日、岐阜県生まれ。父に勧められ6歳からゴルフを始める。岐阜・麗沢瑞浪高出身。21年中部女子アマチュア選手権優勝など。得意クラブはドライバー。目標の選手は宮里藍、テレサ・ルー。168センチ。血液型AB。
▽小祝さくら(単独首位を守れず1打差2位)「ちょっと届かなかったけど、最後までベストを尽くしてプレーできたのでしょうがない」