賞金ランキング首位の中島啓太(23=フリー)がメジャー覇者たちの前で賞金王を引き寄せる。国内男子ツアーのダンロップ・フェニックス(宮崎・フェニックスCC)は今日16日開幕する。15日はプロアマ戦に参加。過去3年は今大会を制した選手が結果的に賞金王を獲得した。まずはメジャータイトル保持者の松山英樹ら3人が参加する激戦を勝ち抜く。
覚悟が伝わってきた。プロ2年目の中島は「賞金王が決まっていく3試合。一打一打が大事になる。そこに集中したい」と口元を引き締めた。
昨年は同コースでティーショットがばらつくなど苦戦し、プロ転向後初の予選落ちとなった。「難しい印象が頭に入ってしまっていた」と話すが、今季3勝と1年前からは確実に成長した。この日はプロアマ戦に参加しコースを確認。「しっかりドライバーを振り抜けている。ラウンドを回り良いイメージになった」と調子も良く「去年より難しくなかった」と手応えをつかんだ。
賞金ランキング首位も2位の金谷とは約1100万円差、3位の今平とは約3500万円差。今大会も含め、残り3戦の優勝賞金は4000万円で、まだ安全圏内とはいえない。今大会はメジャー覇者の松山、ケプカ、クラークも立ちはだかる。「強い選手がたくさん出ていて優勝は難しいと思う」と冷静に分析したものの「ここで優勝したら本当に強い。優勝を目指す」と言い直した。
開催地の名物の宮崎牛は食べていない。「僕はお金を使わないので」と前夜は牛丼チェーン店の「すき家」で済ませた。今季は1億3000万円以上を稼いでいるが、ご当地グルメには目もくれず、初の賞金王に向けてゴルフだけに集中している。
19年は小平、20-21年はチャン・キム、昨年は比嘉が今大会を制して賞金王に輝いた。「去年の比嘉さんもこの試合で優勝して賞金王に近づいた」と自らの再現を期すように言った。【村山玄】