21年東京オリンピック(五輪)女子ゴルフ銀メダリストが海を渡る。今季米ツアーデビューする2020-21年シーズン賞金女王の稲見萌寧(24=Rakuten)が13日、羽田空港で出国前に「ゴルフのスキルとレベルを上げに行く感覚」と思いを明かした。
昨年11月の日米共催のTOTOジャパンクラシックで、434日ぶりの復活優勝。米ツアーメンバー資格を獲得し、挑戦を決めた。
「どこまでできるんだろう。最初は力試し」。初めて主戦場とする米ツアーの各コースは初めてラウンドするコースばかり。「現地でもっと芝の上での練習ができれば」と、まずは感覚をつかみながら適応していくことに努める。苦しい戦いになると予想しているが、「ボコボコにやられた方が練習に身が入る。最初から(対応)出来ればもちろん良いですけど、やられたらやられたですごく良いものができる」とポジティブに突き進む。
今夏にはパリ五輪も控える。世界ランキングは現在、日本勢13位で上位2名に与えられる出場権獲得は厳しい状況。それでも、「前回出場できた時も、勝ちまくらないと追い上げがきかない状況だった。今回は(ツアーを)海外で戦える。チャンスはゼロではない」。最高峰の米ツアーで上位に入れば大きなポイント加算があるため、あきらめることなく逆転出場を目指す。
18日にフロリダ州で開幕するヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズが初戦となる。「とりあえず楽しんで、元気いっぱいな姿を映像で、みんなにお見せできるように頑張ります」。終始笑顔で新天地へと飛び立った。【村山玄】