13-14歳の部女子、山下萌寧が自身初60台となる68を出して首位 世界ジュニアゴルフ東日本決勝

13-14歳の部女子1位の山下萌寧.(C)IJGA

<PGM世界ジュニアゴルフ選手権日本代表選抜大会 東日本決勝大会> ◇13-14歳の部女子◇第1日◇4月20日◇茨城・美浦GC(6328ヤード、パー72)◇主催・国際ジュニアゴルフ育成協会、株式会社ビーエスフジ◇後援・日本ゴルフ協会ほか◇特別協賛・パシフィックゴルフマネージメント

山下萌寧(兵庫・甲子園学院中2年)が自身初の60台となる4アンダー68をマークし、2位に3打差をつけて首位に立った。

ホールアウトして首位と聞かされても、どことなくぼう然とした表情。「初めて60台が出たんです。でも、ホントに出したんかなって、なんか実感がわかないんです」と戸惑いをみせた。

前日の練習ラウンドで思うようにいかず、焦りもあったが「お父さんから『焦らずゆっくりやってこい』と言われたので、バーディーを取らなくてもいい、ボギーでも仕方ないと思うようにして、焦らないようにしました」という。そう心がけたところ、バーディーが来た。5番で下り3メートルを「入らんでいい、寄ればいいと思って軽く打った」のが入り、8番でグリーン右からのアプローチを「打ち過ぎないように寄ればいいと思って打った」のが最後のひと転がりで入るチップインバーディー。この日5バーディー(1ボギー)はそんな「無欲」が生んだこともあって「実感がわかない」という気持ちになったようだ。

昨年(11-12歳の部)に続く世界ジュニア日本代表を目指す最終日。「今日のように焦らず、ゆっくりやりたい。焦ったらバーディー取らなきゃと思ってボギーになっちゃうから、パーでいいと思ってやりたい」と話した。