新たなヒロイン誕生か…21歳内田ことこ単独トップ「優勝したい」同世代活躍に刺激受け初V狙う

18番、内田はティーショットを放つ(撮影・上山淳一)

<女子ゴルフツアー:宮里藍サントリー・レディース>◇第3日◇8日◇兵庫県六甲国際GC(6526ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝2700万円)◇晴れ時々曇り、気温25・7度、南の風5・3メートル◇観衆5958人

新たなヒロイン誕生か。内田ことこ(21=加賀電子)が69で回り、通算8アンダーの218で単独トップに立った。アプローチ、パットがさえ5バーディー、2ボギー。ツアーでは過去4位が最高も、同世代の活躍に刺激を受け初優勝を狙う。大里桃子(25)と高橋彩華(25)が1打差の2位。4打差に17人がひしめく大混戦で最終日を迎える。

大混戦でツアー未勝利の新星が浮上してきた。6位スタートの内田が「よかったと思います。特にアプローチとパター」と3つスコアを伸ばして単独トップに躍り出た。自身初の体験に「この位置でゴルフができていることに自信をつけたい」と謙虚に言った。

02年生まれの21歳はすでにトップで活躍する岩井明愛、千怜の双子姉妹と同じだ。もちろん、「すごいなと思って見てます」と大きな刺激を受ける内田は、今季の目標に「優勝したい」とキッパリ答えた。過去は3度の4位が最高成績。今季はここまで14試合に出場し、予選落ち6回の苦しみが実を結ぼうとしている。

「ずっと調子は悪くなくて、いい状態で迎えても試合でいいショットが出ない。今週はいけそうと毎週思いながら、練習で打てても本番で打てない。何でか、は自分でも分からない」

支えてくれる仲間がいる。山路晶(25)と橋添穂(23)。「2人とは毎日のようにごはんに行って、ゴルフ以外の話もしました」。その中でコースに出ると考え過ぎる自分に気づいた。「どう攻めるかではなく、どういう球を打つかに(考えが)変わったのが大きい」。そして迎えた今大会。「ようやくいいショットが出るようになった」と手ごたえをつかんだ。

本名は琴子。21年6月にプロテスト合格後、すでに同姓同名が登録していて登録名をひらがなにした。「ことこ」をニューヒロインに押し上げる大チャンス。「緊張…どうなんでしょう。するんじゃないですか」。他人事に言うあたりが大物感を漂わせた。【実藤健一】

◆内田ことこ(本名・琴子) 2002年(平14)10月4日、北海道空知郡南幌町生まれ。6歳からゴルフを始める。北海学園札幌高で19年に全国高校ゴルフ選手権北海道大会優勝。同年の日本女子アマで10位。21年6月にプロテスト合格。身長159センチ。

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