<男子ゴルフ:プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品>◇最終日◇23日◇栃木県西那須野CC(7036ヤード、パー72)◇賞金総額5000万円(優勝1000万円)
2打差2位から出た石川遼(32=CASIO)が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算21アンダー267で、22年三井住友VISA太平洋マスターズ以来、2季ぶりツアー通算19勝目を挙げた。
選手会主催の大会で、春から実行委員長に就任した。注目度を高めるため、数々の企画を考えてきた中、最後は知名度ある自らが優勝することで、最大の盛り上げに成功。30代では2度目の優勝で、健在ぶりもアピールした。
◇ ◇ ◇
自らが実行委員長を務める大会で実力を示した。32歳の石川が逆転で2022年11月以来の19勝目。勝利数で藤田寛之を抜き、谷原秀人と並ぶツアー12位となった。ウイニングパットを決めると、安堵したように空を見上げ、キャディーらと抱き合った。「アドレナリンが出たし、いい空気、プレッシャーを感じられて良かった」と余韻に浸った。
優勝争いがもつれた勝負どころで集中力を発揮した。13番で2・5メートル、14番で3・5メートルとショットがピンに絡む。16番パー5は残り220ヤードの第2打をグリーン手前に運び、2・5メートルに寄せた。右手を握りしめ「こつこつやっているアプローチとパットでバーディーを取れた」と誇った。
日本ツアー選手会が主催する今大会。事前の会議に出席し、ギャラリー用バスの運行を提案するなど運営に携わった。予選はテレビ中継のためマイクを付けてプレー。ファンへの思いを形にし、コースでも主役として盛り上げた。
10代で9勝、20代で8勝、そして30代で2勝目。飛距離アップを求めたスイング改造やトレーニングなど向上心は尽きない。「若い選手と優勝争いをした時に自分のゴルフを見せるのはモチベーションになる」。まだまだ若手の壁になるつもりだ。