21歳の川崎春花が1年9カ月ぶりのツアー3勝目「泣いてなかった」昨季シード落ち危機から復活

優勝トロフィーを手に笑顔で記念撮影をする川崎(撮影・佐藤翔太)

<国内女子ゴルフツアー:ミネベアミツミ・レディース北海道新聞カップ>◇最終日◇7日◇北海道真駒内CC(6667ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)◇曇り、気温20・7度、南南東の風2・2メートル◇観衆2030人

プロ3年目の川崎春花(21=村田製作所)が、22年10月のマスターズGCレディース以来のツアー3勝目を挙げた。2位と4打差で迎えた最終日は4バーディー、1ボギーの69にまとめ、通算18アンダー、大会記録の270で優勝した。

1番ホールで今大会初のボギーをたたいても、心は全く折れなかった。「今週は自分のやるべきことができていた」と川崎。最終組の3人は、全員が2003年度生まれの同期対決だった。一時は尾関彩美悠(21)に1打差まで迫られたが、最後はスタートと同じ4打差で逃げ切った。

「涙が出るかなと思っていましたが、泣いてなかったです」と、試合後の川崎がおだやかな笑顔で言った。ルーキーだった22年に日本女子プロ選手権を含む2勝を挙げながら、昨年はシード落ち寸前の49位。昨年のニチレイレディスでは、コースに車で到着し、クラブハウスに入るまでのわずかな時間に母に電話すると、涙があふれた。

「人前でゴルフをするのが怖かった。自分でも(ボールが)どこに飛んでいくかわからないし」と当時を振り返る。スイングを繰り返し、パターの握りはクロスハンドに変え、1年9カ月ぶりの勝利に手が届いた。「(両親と)3人でおすしを食べて帰ります」と川崎。北の大地で自信を取り戻し、次のステップへ踏み出す。

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