<国内男子ツアー:日本オープン>◇最終日◇13日◇埼玉・東京GC(7251ヤード、パー70)◇賞金総額2億1000万円(優勝4200万円)
元賞金王の今平周吾(32=ロピア)が大会初制覇を遂げた。
首位に1打差の3位で出て5バーディー、3ボギーの68で回り、通算4アンダーの276で今季ツアー初V。木下稜介との好プレーの応酬となった終盤の争いを制し、栄冠を手にした。これで初勝利を飾った17年から7季連続勝利と伸ばし、通算10勝目。初優勝からの7季連続Vはツアー史上4位で、2桁勝利到達は34人目となった。
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最終ホールの約20メートルのバーディーパット。ボールがカップに吸い込まれる前に、今平は右手を突き上げた。「ラインに乗っている。入るだろう、入ってくれ!」。カランと心地よい音が響く。雄たけびとともに右拳を振り、喜びを爆発させた。
1つ後の最終組で回った木下と熱戦を繰り広げた。1打リードの今平が、18番で第2打に入る直前。隣の17番から大歓声が聞こえた。振り向くと、バンカーからチップインバーディーを決めた木下が両手を掲げていた。最終盤で追いつかれたが焦ることはなく、逆に落ち着いていた。難度の高いホールだけに「パーで上がり、プレーオフに持っていければいいかな」。冷静にグリーンに乗せ、劇的なロングパットにつなげた。
待望の今シーズン初勝利。「切らしたくなかった」という連続勝利記録を7季に伸ばした。今季後半からトレーニング方法や食事の摂取方法を見直した中、リラックス方法は銭湯。前日12日にも宿泊先近くのサウナに足を運び、心身を整えた。節目の通算10勝目。地元埼玉での国内メジャー初制覇で花を添え「うれしさが2つ重なったので、喜びが増した」と実感を込めた。
賞金ランキングは4位に浮上。2週後に行われる国内唯一のPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップの出場も決めた。「そのためにも今週頑張りたかった。この調子をZOZOに持って行ければ」。18、19年の賞金王が日本一のタイトルも手にし、さらなる飛躍を期す。【奥岡幹浩】